ペンギンの話

ペンギンのことをつらつら書いていきます。

ペンギンの科学

博物館へ行こう。

私はずっと、首都圏で暮らしてきた。 首都圏には、大きな動物園や水族館がたくさんある。世界三大珍獣(オカピ、ジャイアントパンダ、コビトカバ)がすべて揃っている上野動物園や、リカオン、オセロット、キノボリカンガルーなどほかでは見られない動物を多…

海を飛んでいるのは誰か。

ペンギンは「海の中を飛んでいる」と表現されることがあります。いささか詩的に過ぎる表現かもしれませんが、実際、フリッパーを羽ばたかせて水の中を矢のように進んでいく様子は水の抵抗を感じさせないほど軽やかで、「飛翔」と呼ぶに相応しいように思われ…

ペンギンの食事について

動物の体の作りや行動には、その動物が歩んできた進化の「れきし」と、その動物が今、営んでいる「くらし」が色濃く反映されています。「れきし」や「くらし」を知ることで、その動物について、より深く、理解することができるようになります。 動物たちの「…

イワトビペンギンは何種類?

葛西臨海水族園やマクセルアクアパーク品川、八景島シーパラダイス、箱根園水族館など、首都圏でも多くの施設で展示されているイワトビペンギン。その特徴的な外観や、テレビCMのキャラクターとして採用されたことなどから、ペンギンのなかでも知名度の高い…

ジェンツーペンギンの亜種のこと。

ジェンツーペンギンPygoscelis papuaは、2つの亜種*1に分かれるとされている。南緯60度までの亜南極の島々(フォークランド諸島、サウス・ジョージア島、ケルゲレン島、ハード島、マッコーリー島、スタテン島)で繁殖するキタジェンツーペンギンPygoscelis p…

ペンギンの「泡」の秘密

こちらは、八景島シーパラダイスで撮影したペンギンの映像です。 youtu.be 地上で飼育員さんのおねえさんについていくペンギンたちも可愛いのですが、今回注目して欲しいのは、水中を泳ぐオウサマペンギンの体から伸びる泡の筋。 羽毛の間に蓄えた空気が外へ…