ペンギンの話

ペンギンのことをつらつら書いていきます。

独断と偏見のペンギン図鑑2:コウテイペンギン

基本データ

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和名:コウテイペンギン

英名:Emperor penguin

学名:Aptenodytes forsteri

体長:100〜130cm

分布:南極とその周辺、南緯54〜78度の範囲。ロス海域、ウェッデル海東南極に大規模なコロニーがある。

生息状況:準絶滅危惧種。23万8000つがいほど

特徴1:大きい

コウテイペンギンの特徴はなんといっても大きいことである。現生のペンギンのなかでもっとも大きく、体長130cm、直立したときの身長は120cmほどになるものもいる。120cmといえば、小学校1〜2年生の平均身長くらいである。大きい。さらに南極の冬に耐えるため丸々とした体をしているので、体重は40kg近くになることもある。重い。存在感の大きさでいえば、人の子など足元にも及ばない。水族館で飼育されている個体でも、独特の迫力と荘厳さをまとっている。野生の姿を目にすれば、おそらく神々しささえ感じることだろう。多くのナチュラリストがこのペンギンに魅せられ、過酷な南極への旅へと繰り返し出かけるが、その気持ちはとてもよくわかる気がする。

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隣で威張っているアデリーペンギンと比べると、その大きさがよくわかる

ちなみに、「けものフレンズ」に登場するコウテイペンギンのフレンズはこの特徴を反映してか、ほかのペンギンのフレンズに比べて体の一部に圧倒的な神々しさが以下略。

特徴2:ユーモラス

ペンギンは総じてユーモラスな生き物であるが、コウテイペンギンのそれはまた群を抜いていると思う(神々しさはどこへ行った?)。

多くのペンギンは、歩くとき、多かれ少なかれフリッパーを広げてバランスをとる。しかし、しばしばブリザードの吹きすさぶ冬の南極を行進しなければならないコウテイペンギンは、フリッパーから体温が逃げないように(脇の下には血管が集中しているし、フリッパーのように薄く細長い形の部位からは熱が逃げやすい)、ほとんど広げず、「気をつけ」の姿勢で歩く。と、必然的に、「同じ側の手と足が一緒に前に出てしまう人」みたいな歩き方になる。フリッパーの代わりに体全体でバランスをとるので頭がゆらゆらと独特の揺れ方をするし、氷の上で滑らないように、歩幅が小さい。これらが合わさったコウテイペンギンの歩行は、なんともユーモラスにみえる。一列に並んでみんながそのように歩いている様子には、絶妙なおかしみがある。申し訳ないけれど(ちなみに雪道対策で言われる「ペンギン歩き」とは正確には「コウテイペンギン歩き」だと思う。イワトビペンギンの歩き方をしたら転ぶ。当たり前だけど)。

また、水中から飛び上がって上陸するとき、多くのペンギンは足から着地する。失敗して転ぶことがあったとしても、基本的に体操選手のように着地しようと試みている。しかし、コウテイペンギンはその体の大きさ、そして着地する場所がたいてい氷の上であるという安心感からか、ほぼそれを諦めているようにみえる。コウテイペンギンたちはほとんどの場合、その大きなお腹で着地する。ぼよんと軽くバウンドし、水中から飛び出したときの勢いで腹這いのままツーっと氷の上を滑っていく。紡錘形の体型のせいで、その姿はほとんど、打ち上げられたマグロみたいに見える。彼らの上陸を見るとちょっと笑ってしまう。本当に申し訳ないけれど。

このユーモラスさには、あるいは体の大きさも関係しているのかもしれない。体が大きいせいで、ほかのペンギンに比べていろんな動きが誇張されて見えてしまうということもあるはずだ。また、大きいぶん人間臭く見える、ということもあるだろう。だとしたら、笑うのはちょっとフェアではないかもしれないな、とは思う。

それでも笑うけど(ひどい)。

特徴3:力強い

前項でひどいことを書いたので、ここでフォローする。陸上でのコウテイペンギンはそんな感じだが、水中のコウテイペンギンはまるで別の生き物のようにかっこいい。ジェンツーペンギンの泳ぎはその疾走感に魅せられるが、コウテイペンギンの魅力は力強さだ。フリッパーを1度はばたかせるだけで、ぐんっ! と10mくらい進んでしまう。速度を維持するためにそのくらいでもう一度はばたくけれど、それがなくても25mくらいは余裕で進めてしまうような勢いである。わずかな動きで大きく進むので泳ぎに安定感があり、多くの海鳥のようなバタバタした印象を受けない。それが体の大きさと相まって、彼らの泳ぎを潜水艦みたいに見せている。とても見ごたえのある泳ぎだ。そのためか、水中にいるときのコウテイペンギンは、陸上にいるときの倍くらい大きいように見える。

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少ない動きで大きく進み、潜水艦のような力強さがある

また、先程は上陸の様子を笑ったが、水面から飛び上がるその瞬間まではとてもかっこいい。浮力を利用し、水面めがけて滑空するように上昇、急加速していくその姿はミサイルのようである。このような姿を見ると、やはり水の生き物なのだな、ということが実感できる。

なお、コウテイペンギンはその気になれば400m以上潜ることができる。最大潜水深度の記録は564m、最長潜水時間の記録は22分である。けれども普段は100〜120mくらいの深さに短時間潜って餌を採ることが多く、最長潜水記録は、海氷の下で水面に出る場所がなかなか見つからなかったときのものであるという。もっと上は目指さないのだ。ペンギンだもの。

特徴4:イケメンである

個人的には、コウテイペンギンのいちばんの魅力はここだと思っている。完全に独断と偏見と妄想なので話半分で聞いていただけるとありがたいが、コウテイペンギンの雄はかなりのイケメンであると思う。

コウテイペンギンは冬の南極で繁殖し、2ヶ月間飲まず食わずで卵を温めるが、これは雄の仕事だ。雌は卵を産み、雄に託すと、さっさと餌を採りに出かけてしまう。もちろん、雌は自分の体を元手に卵に2ヶ月分の栄養を貯蔵し、産卵で体力を消耗しているのだから、それは当然のことではある。しかし、日本人の雄を見慣れていると、雌を送り出して2ヶ月間絶食に耐えるコウテイペンギンの雄が神様みたいに見えてしまう。コウテイペンギンの成体がもっとも死ぬのはこの期間だといわれる。それでも耐えるのだ。かっこいい。さらに、2ヶ月経って帰ってきた雌と交代した後、自分自身が餌を食べて雛の分の餌を採ってくるのに使う時間は25日ほどだ。雌の2ヶ月に対し25日。卵のときと違って孵化した雛にはどんどん餌をやらなければいけないからこれまた当然ではあるのだが、それでもやっぱりかっこいいと思う。

もっとも、ペンギンの雄は動物全体でみれば、総じてよい夫、よい父親である。卵が生まれたらまず雄が暖め、雌が採餌にいくのは他種でも見られる。それでも、南極の冬にそれを受け入れているコウテイペンギンは輪をかけて献身的であるように思えてしまうのである。

まとめ

ペンギンはその直立した姿から、「人鳥」の字があてられるけれども、勇壮さもユーモラスさも、やさしさも兼ね備えた(ように見える)コウテイペンギンはそれこそ、「こんな人がいたら素敵ではないか?」と思わせるペンギンである。もちろん、安直な擬人化は避けるべきであるのだが(たとえばコウテイペンギンは自分たちの子ども以外の雛に餌を与える珍しい鳥だが、育てたい欲のあまりよその子を奪おうとして死なせてしまうこともあるので、一概に「やさしい」と評価することはできない)、そうしたくなる何かがある、不思議な鳥である。コウテイペンギンの魅力の根源は、その辺にあるのではないかと私は思っている。

雛がかわいいとは、あえて書かない。

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コウテイペンギンを見られる動物園・水族館

名古屋港水族館アドベンチャーワールド

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新しい、美しいペンギン図鑑

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もっとも詳細なペンギン図鑑。デイビッド・サロモン『ペンギン・ペディア』

本屋さんに行くと、さまざまなペンギン関連書籍を見つけることができます。写真が美しかったり、最新の分類基準にしたがっていたりとそれぞれに魅力がありますが、その中でペンギン1種あたりの「情報量」のナンバーワンを挙げるとしたら、デイビッド・サロモン著『ペンギン・ペディア』(河出書房新社)になるでしょう。

『ペンギン・ペディア』では、17種のペンギン(本書ではミナミイワトビペンギンキタイワトビペンギンを亜種関係としているのでこの種数になる)それぞれについて、分布や個体数、体長、産卵数、生活史といった基本的な情報に加え、制作時までに判明していた研究結果や、著者が実際に繁殖地で観察した際の詳細なレポートまで掲載されています。A4より大きい本で、1種に割かれるページ数は16ページ前後。半分ほどが写真とはいえ、かなりの情報量です。大抵の図鑑類ではせいぜい1種につき2〜4ページというところですから、それらと比べれば相当に充実しているといえます。体重については雌雄、年齢、時期ごとのデータも掲載されており、嘴やフリッパーの長さなど、ほかの本ではなかなか知ることのできないデータまで、複数の文献に基づいてまとめられています。最高潜水深度や最高速度など、話のタネにもしやすいデータも種ごとにまとめられていて、ペンギン好きにはたまりません。コウテイペンギンがいちばん深く潜れるのはわかった。じゃあ、ほかのペンギンはどのくらい潜れるの?と思ったときに、(記録がある限り)全種について情報が出てくるのですから、「百科事典」は伊達ではありません。

個々のペンギンの学術的な情報だけでなく、巻頭には野生のペンギンを見に行くことができるツアーのリストが、巻末には世界の動物園・水族館のペンギン飼育リストが掲載されており、まさに至れり尽くせり。下調べにはものすごく便利です。それでいて、価格が3800円というのですから、コストパフォーマンスは抜群です。

ただ、原著の刊行が2011年であるため、少し内容が古くなっている部分は見受けられます。ツアー内容や動物園・水族館の飼育動物などはもちろん、分類や系統樹など学術的な事柄についても、本書の刊行後に決着がついた、修正された内容もいくらかあるため、それらは最新の文献で補っていかなくてはいけません。それでも、生活史など基本的な情報についてこれほど充実した内容で書かれている本はほかにないので、まだまだ、現役として活躍できる本と言えるでしょう。

もし、ペンギンについて勉強したいという人にはじめの1冊を勧めるとしたら、私は本書を選びます。ハードカバーでしっかり製本されていて、写真も、ビジュアル全振りの写真集などには及ばないものの鮮明なものが多いので、部屋に置いて、あるいは眺めているだけでも楽しく、買う価値のある本だと思います。

ペンギンに興味を持ったけど、どんな本を買えばいいかわからないという方がいたら、ぜひぜひ、本書に手を伸ばしてみてください。

 

ペンギン・ペディア

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独断と偏見のペンギン図鑑1:ジェンツーペンギン

 基本データ

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和名:ジェンツーペンギン

英名:Gentoo penguin

学名:Pygoscelis papua

体長:75〜90cm

分布:南緯46〜65度の亜南極の島々および南極半島フォークランド諸島、サウスジョージア島、ケルゲレン島に最大規模のコロニーがみられる。

生息状況:準絶滅危惧種(NT)。38万7000つがいほど。

特徴1:かわいい

ジェンツーペンギンは世界でもっともかわいいペンギンである。異論は認めない。つぶらな目を縁取る白いアイリングと、そこから頭頂部へつながる白いバンド模様、オレンジ色の嘴、全ペンギンのなかで唯一の黄色いあんよで、お尻の穴まで黄色い。すべてがかわいい。

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白いアイリングと頭のバンド模様がかわいい

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足が黄色いペンギンはジェンツーペンギンだけ

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お尻の穴まで黄色い。かわいい

外観だけでなく、その性格もかわいらしさに拍車をかけている。活発で攻撃的な同属の仲間たち(オオトウゾクカモメを撃退するほどの威嚇をみせるアデリーペンギン、多くの種が天敵に対してはラインを保って防御するところ、自分から差し込みに行くヒゲペンギン)と異なり、ジェンツーペンギンは「温順ペンギン」とよばれるほどおっとり穏やかな性格なのである。ガラパゴス島生まれの自然写真家テュイ・ド・ロイは、著書『PENGUINS: Their World, Their Ways』(上田一生監修による邦訳『新しい、美しいペンギン図鑑』がX-Knowledgeから刊行されている)でこんな記述をしている。

ジェンツーペンギンは、のんきなところが愛らしいと思う。せわしなく過ごす同属の他の種より、暮らしぶりがゆっくりと落ち着いている。

(中略)

南極半島周辺のあちこちで出会ったジェンツーペンギンとの思い出はどれも和やかなものだった。私に興味を持ったヒナがよちよち歩きで寄ってきたり、ズボンの裾や袖を引っ張ったりしたことはよくあったし、あるときなどは、私がじっと地面にすわっていたらペンギンが私の足にすっかり寄りかかって寝てしまったこともあった。

(中略)

ジェンツーペンギンの暮らしぶりを見ていると、どこかほっとして心がおちつく。

これを読むだけで、ほっこりほわほわした気持ちになるのではなかろうか。なお、ロイはジェンツーペンギンについての12ツイートほどの文章の中で、「のんき」「おっとり」「和やか」「おちつく」「ほっとして」といった言葉を合計7回使っている。そうしたくなるような生き物なのである。トウゾクカモメなど1羽残らず駆逐してやる、といった気概を見せるアデリーやヒゲと異なり、驚いて巣から逃げやすいというのもまたかわいい。

特徴2:速い

ジェンツーペンギンの泳ぐ速さは、ペンギンの中でもっとも速いとされている。エネルギー効率重視の巡航速度はそれほど変わらないが、天敵から逃げるときなどのトップスピードは時速36kmにもなるという。平均時速と比べるのは手法としてフェアではないが、人間の水泳自由形の世界記録が時速7.6kmほどなので、その5倍近く速いことになる。飼育下では、なかなかトップスピードを目の当たりにすることはできないかもしれない。けれど、餌の時間などには水中をビュンビュン飛び回る姿が見られるはずなので、観察してみるとよい。なお、潜水深度もなかなかで、200mの深さに潜ることもある。

また、ペンギンの中では走るのも速い。ジェンツーペンギンはヒナを育てるとき、2羽生まれるヒナを競わせ、より素早いほうに多くの餌を与えるので、そのスパルタ教育が活きている……というのは妄想だが、想像以上に速く走れる。

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走るのも速い。

おっとりした性格の割に、運動神経抜群なのである。

特徴3:大きい

ジェンツーペンギンは、コウテイペンギン、オウサマペンギンに次いで、3番目に大きなペンギンである。体長は75〜90cmほどで、同属のアデリーペンギンやヒゲペンギンよりもひとまわり大きくなる。

数字で聞いても「ふーん」で終わってしまうかもしれないが、実物を見ると、驚くに違いない。ペンギンの90cmは、でかい。ペンギンの体長はうつ伏せにして嘴の先から尾羽の先まで測るので、立ち上がったときの身長は数字より小さくなるけれど、それでも生で見るジェンツーペンギンは、想像以上に大きく、存在感がある。とくに大型で嘴の長い亜種キタジェンツーペンギンは、近くに寄ってくるとコウテイペンギン、オウサマペンギンばりの迫力を発揮する。多くの水族館ではペンギン水槽の水面が頭の高さくらいにくるはずだから、ガラス面近くで水面をプカプカ漂っているジェンツーペンギンをよく見てみるといい。頭でかっ、目ぇでかっ! となるはずだ。かわいい(うるさい)。

ちなみに、「けものフレンズ」に登場するジェンツーペンギンのフレンズは、この存在感を反映してかほかの多くのペンギンのフレンズに比べて体の一部が以下略。

特徴4:たくましい

種ごとに特殊な環境に適応していることの多いペンギンのなかで、ジェンツーペンギンは例外的に様々な環境に対応している。雪に囲まれ吹雪にも見舞われる南極半島の海岸からフォークランド諸島の草原まで、さまざまな場所で営巣するし、甲殻類イカ、深海魚、オキアミまでなんでも餌にする。南極付近に生息するペンギンのなかで、冬の間のみとはいえ日本で屋外飼育ができるのはこのペンギンくらいだろう。定住生活をしているので繁殖の自由度が高く、好適な気候条件が整ったらささっと繁殖する柔軟性もある。

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仙台ほどの緯度であれば、冬の間屋外飼育もできる

まとめ

というわけで、ジェンツーペンギンは、美しく性格がよく、運動神経がよくて存在感もある、ペンギン界の万能選手なのである。そのスペックの高さから私の中ではベスト・オブ・ペンギンに輝いている。比較的繁殖しやすく日本の動物園・水族館で見る機会も多いので、ぜひ会いにいって、その魅力に酔いしれてほしい。

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ジェンツーペンギンをみられる動物園・水族館

亜種キタジェンツーペンギンP. p. papua

旭山動物園豊橋総合動植物公園、のいち動物公園小樽水族館登別マリンパークニクス八景島シーパラダイス

亜種ミナミジェンツーペンギンP. p. ellsworthi

那須どうぶつ王国アドベンチャーワールド男鹿水族館GAO南知多ビーチランド海遊館、しまね海洋館

亜種記載なし

福山動物園、(仙台うみの杜水族館)、鴨川シーワールド、マクセルアクアパーク品川、(箱根園水族館)、越前松島水族館名古屋港水族館、(しものせき水族館海響館)、長崎ペンギン水族館

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「ペンギン」の語源について

「ペンギン」という言葉を知らない日本人は、おそらくいないことと思います。この言葉を聞けば誰しもあのずんぐりとした飛べない鳥をすぐ思い浮かべるでしょうし、逆に「これはなんだ?」と写真などを見せられれば、即座に「ペンギン」と答えることができるでしょう。

では、この「ペンギン」という言葉は、一体どのようにして生まれたものなのでしょうか。

「ペンギン」の語源については、大きく2つの説があります。ひとつは、古代ウェールズ語で「白い頭」を意味する「pen-guyn(ペン・グィン)」に由来するというもの。もうひとつは、ラテン語で「太った」を意味する「pinguis(ピングィス)」に由来するというものです。

というと、首をかしげる方がいらっしゃるかもしれませんね。「太った」はわかるけれど、「白い頭」ってどういうこと? と。確かに、現在「ペンギン」と呼ばれる鳥たちだけを見ていると、「白い頭」がそれらの特徴を捉えた言葉であるようには思われません。

その点について説明するためには、かつてヨーロッパに生息していた「もうひとつのペンギン」に登場してもらう必要があります。エトピリカやパフィンを含むウミスズメ科の最大種であった、絶滅動物のオオウミガラスです。「白い頭」説は、南半球の飛べない鳥たちに先んじて「ペンギン」と呼ばれていたこの鳥の頭部に、白い斑点模様がついていたことを根拠に提唱されたものなのです。

「太っちょ」と「白い頭」。どちらが正解であるか、完全な決着はついていません。しかし、日本ペンギン会議の上田一生さんは著書の『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』(岩波書店)のなかで、ラテン語語源説が優勢であるとしています。

理由のひとつは、「ペンギン」という言葉が文献に頻出するようになったのが16世紀であること。それ以前に「ペンギン」という言葉が存在していた証拠は、「トーマス・バッツという人物がそれらしいことを話していた」という記録以外になく、「ペンギン」という言葉が生まれたのが16世紀であることが示唆されます。このとき「ペンギン」という言葉は、オオウミガラスや、それ以外のウミスズメを含む表現として用いられていました。

もうひとつの理由は、16世紀よりももっと昔、ヴァイキングが活躍していた12世紀頃から、オオウミガラスは「ゲイルフーグル」というまったく別の名前で呼ばれはじめ、「ペンギン」という言葉が使われはじめた16世紀にも定着していた記録があること。ペンギンに先んじて「ペンギン」と呼ばれていながら、オオウミガラスは、もともと「ペンギン」ではなかったんです(ややこしい)。

オオウミガラスにはすでにまったく別の固有名が与えられていたにも関わらず、それより後の時代に、オオウミガラスをピンポイントで示すような「白い頭」という言葉を、ほかの鳥を含んだより集合的な名詞として使うようになるとは考えにくく、古代ウェールズ語語源説は根拠が薄いのではないか、と上田さんは書いています。それよりは、これらの海鳥全体に共通するずんぐりした体型を表す「太った」が語源と考えるほうが妥当である、というわけです。

このようにして生まれた「ペンギン」という言葉には、この後、もう一捻り変化が加わります。

そのきっかけとなったのが、今「ペンギン」という名前で呼ばれている鳥たちの発見です。

16世紀以降、航海技術の発達により西洋人たちは次々と南半球、亜南極圏の島々に到達し、そこで、オオウミガラスとよく似た、さまざまな飛べない鳥たちと出会います。そして彼らのことも、「ペンギン」と呼ぶようになりました。これによって、「ペンギン」という言葉は、今までそう呼ばれていた鳥たちのうち、「よりペンギン(太った)っぽいやつら」を指す言葉に変わっていったと考えられるのです。パフィンやエトピリカ、ほかのウミガラスなどは除かれ、特にまるまるとして飛翔能力さえ失ったオオウミガラスと、南のペンギンたちを限定して指す言葉に変わっていきました。

その後、乱獲によりオオウミガラスが絶滅してしまうと、「ペンギン」と呼ばれる鳥は、今のペンギンたちだけとなりました。こうして「ペンギン」という言葉は、南半球に生息する太った飛べない海鳥たちを指す言葉となったのです。

北半球の寒い海に住んでいた海鳥たちを指す言葉が、いつの間にか、地球の反対側、南半球の寒い海に住む海鳥たちを指す言葉に変わっていく。「ペンギン」という言葉のルーツには、言語や文化の奥深さが詰まっているように感じられます。

パフィンちゃんが「ペンギン」と呼ばれていた世界線も、ひょっとしたらあったんですよ。

 

ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ

ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ

 

 

ようこそ最強の沼へ。

けものフレンズ2の第7話で、プロングホーンのフレンズが登場しました。分類の複雑な偶蹄類に属し、知名度もそれほど高くないと思われる動物ですが、フレンズの出で立ちや性格から興味を持った人が、それなりに現れたように思います。

プロングホーンは、走行時の最高時速が90km/hに達し、チーターに次いで2番目に速い動物であると言われています。

プロングホーンのこのスピードは、長年、研究者たちを悩ませてきました。というのは、そんなに速く走らなければ振り切れないような捕食者が、生息地である北米大陸には存在しないからです。現代の北米大陸の生物相から考えると、プロングホーンは無駄に速い。走るというのは大きなエネルギーを消費する運動ですから、必要もないのに速く走るように動物が進化するというのは考えにくいことです。走るからには何か理由がある。それはなんなのか。

ヒントになったのは、ネコ科動物の進化の歴史でした。化石の記録から、史上最速の陸上動物であるチーターの祖先が、北米大陸で誕生したことがわかったのです。

プロングホーンの祖先は、かつて同じ地域に生息していたチーターの祖先から逃げるために、速く走る能力を手に入れたのではないかと、研究者たちは考えました。

プロングホーンの祖先は、チーターの祖先から逃げ切れるように速く走るようになる。一方でチーターの祖先も、プロングホーンの祖先を捕まえられるようにより速く走るようになる。その積み重ねによって、プロングホーン、チーター双方のスピードが進化してきたというのが、現在、もっとも有力な仮説です。

このように、複数の生物種が互いに影響を与えあいながら進化していく現象を、「共進化」と呼びます。

共進化という現象が教えてくれるのは、「ある生物を理解するためには、その生物だけを見ているのでは不十分である」ということです。プロングホーンについて理解を深めるために、私たちはチーターについても知らなければいけませんでした。生物は周囲の環境やほかの生物からさまざまな影響を受けていますから、ひとつの生物について理解しようと思ったら、それと関わりあうほかの生物についても、知っていかなければいけません。ペンギンブログらしくペンギンの例を挙げれば、アデリーペンギンの繁殖の成功率はその年のナンキョクオキアミの資源量と取りやすさに左右されますから、ナンキョクオキアミについても知ることなしに、アデリーペンギンを理解しきることはできません。

こう書くと、あるいは生き物に関心を持ちはじめた初学者の方を脅しているように感じられるでしょうか。まあ、ある意味脅していると言えのるかもしれません。ひとつの生き物に関心を持った時点で、その人は別の生き物にも関心を持たざるを得ない状況に追い込まれているということは、言い換えれば、「あるひとつの生き物に関心を持ってしまったその時点で、あなたは底なし沼に足を踏み入れている」ということなのですから。

プロングホーンについて理解を深めるために、チーターについて調べてみる。話はそこでは終わりません。あなたがオタク気質を持ち合わせる人間であれば、チーターについて知るなかで、別の疑問が湧いてくるはずだからです。あなたはきっと思う。「チーターが北米でピューマの系統から生まれたことはわかった。じゃあ、なんで北米でチーターは滅び、ピューマは生き残ったのか」。関心の矛先はピューマに向かい、ピューマについて調べはじめたら今度はその獲物であるワピチが気になりはじめ、ワピチについて調べはじめたら別の捕食者であるタイリクオオカミが……。気になることは芋づる式に次々の湧き出てきて、あなたはズブズブと、沼に沈んでいくことでしょう。すべての生物が生態系の中で密接に関わり合っている以上、これは避けようがありません。

そして、生物は、現在名前が付けられているものだけでも、およそ150万種存在します。その背後に、まだ名前の付けられていない生物が星の数ほど潜んでいます。どれほど頭の良い人でも、一生のうちにそのすべてについて調べつくすことは不可能でしょう。理論的には底があるのかもしれませんけれど、人間の寿命を勘案すれば、実質底なし沼。生物を見ていくことは、一生終わることのない(終えることのできない?)遊びなのです。

けものフレンズで新しいフレンズが登場し、その原作動物に興味を持ったらしい人のツイートが流れてくるのをいつも、私はニヤニヤしながら見ています。けものフレンズがきっかけて動物園に行くようになった、というコメントにはよりいっそうニヤニヤします。ほかの沼の住人からはあるいは異論が出るかもしれませんけれど、内心私は思っています。

ようこそジャパリパークへ! あなたが落ちたのは、最強の沼です。

動物園のためにできること。川端裕人・本田公夫著『動物園から未来を変える』

川端裕人・本田公夫著『動物園から未来を変える ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』(亜紀書房)を読む。

『動物園にできること』『ペンギン、日本人に出会う』といった著書を持ち、動物園・水族館に造詣の深い作家である川端裕人さんが、アメリカ合衆国ニューヨーク市にあるブロンクス動物園で展示グラフィックアーツ部門のスタジオマネージャーを務める本田公夫さんを訪ね、園内を歩きながら行ったインタビューに基づいて、21世紀の動物園にできることはなんなのかを模索した本である。

舞台となるブロンクス動物園は、1899年の開園以来、世界の最先端を走り続けてきた動物園だ。ランドスケープイマージョンの手法を取り入れ、アフリカの熱帯雨林をそのまま持ってきたかのような設計で世間の度肝を抜いたゴリラ展示施設「コンゴ」など、先進的な展示をいくつも作り出してきた。マダガスカルの野生動物を守るための国際的なコンソーシアムであるマダガスカル動植物グループの設立において中心的や役割を果たすなど、「動物園は種の保存や生息地の保全にかかわるべきだ」という流れを創り出した動物園のひとつでもある。日本の動物園関係者も、ニューヨークを訪れた際には必ずと言っていいほど「ブロンクス詣で」をするくらいで、動物園好きにとっては「聖地」とさえ言える場所である。

本田公夫さんは、そんなブロンクス動物園の展示グラフィックアーツ部門で20年あまりに渡って働いてきた。展示グラフィックアーツ部門とは、来園者に動物をどのように見せるのかを考え、展示をデザインする部署だ。来園者にどのようなメッセージを伝え、どのような体験をしてもらうのか。そのためには、展示場をどう設計し、ビューポイントをどこに設け、解説パネルをどう配置すればいいか。それらを考え、動物園の「インターフェース」をデザインするのが主な業務である。いわば動物園の「世界観」を作り上げる仕事だ。飼育部門、研究部門と並んで、動物を「見せる」場所である動物園の根幹を担う部門と言える(残念ながら、日本の動物園にはまず存在しないけれど)。世界最高峰の動物園でそれを担っている本田さんは、動物を「見せる」ことにおいて少なくとも日本人の中ではもっとも広い視野を持った人物である。

本書では、ブロンクス動物園の中心的な展示について、本田さんの目を通してその特徴や意義、そして限界が説明される。その上で、「動物園は、来園者にどのようなメッセージを伝えることができるのか。来園者の意識に、どのような影響を与えることができるのか、あるいは与えるべきなのか」について、本田さんの思いが語られる。

その内容は、すべてが刺激的だった。

私はまず、「コンゴ」や「マダガスカル!」のような展示が紹介される部分を読むだけで衝撃を受けた。

たとえば「コンゴ」ではアフリカの熱帯雨林の様々な展示を見た後、主役となるゴリラが登場する前に、「保全シアター」というホールで映像作品を視聴する流れになっているという。ディズニーランドのホーンテッドマンションで、ライドに乗る前にホールでだまし絵による演出を見る、あのイメージだ。視聴する映像作品は、熱帯雨林にいる野生のゴリラについてのドキュメンタリー。ここまでなら、よくある演出といえるかもしれない。すごいのはここからで、映像作品が終わった直後、スクリーンの左右にあるカーテンが開いて、何もないと思っていたその向こうが、ゴリラの展示場であったことが明かされる。ランドスケープイマージョンの技術を駆使しているから、展示場は実際の生息地のよう。まるで、今まで映し出されていたアフリカの熱帯雨林の映像の中にワープしてしまったかのように、本物のゴリラが目の前に現れるというのだ。

文章を読んでいるだけで、震えるような演出である。日本の動物園の飼育員さんが、手書きのポップで頑張っているときに、海の向こうではそれをやっちゃうのかよ、とめまいがするほどだ。もちろん、日本とアメリカとでは社会的な背景も国民が動物園に求めているものも違うから、単純に優劣をつけることはできないけれど、文字通り世界の広がるような刺激である。

そんな風に文句のつけようのなさそうな(聴き手である川端さんも純粋に感動していたりする)展示について、しかし、本田さんは、「ここは納得がいっていない」「ここはもっとよくしたい」と次々にダメ出しをする。

同じく「コンゴ」を例にとれば、「保全シアター」の前にある「保全ショーケース」(アフリカの熱帯雨林とゴリラが直面している危機と、それに対して動物園が取り組んでいること、人間にできることを紹介するエリア)には中央に「伐採されようよしてる巨木」の精巧な模型がそびえている。そこまでの通路で熱帯雨林の直面する深刻な状況について知らされてきた来園者に大きなインパクトを与える視覚効果抜群の展示だが、本田さんは「問題がある」と指摘する。

この木が真ん中にあるのは、要するにシンボルとしてはわかるんですけど、来園者は、木の右側か左側かどっちを通るかをまず選択しなきゃいけないんですね。そうするとせっかくここで保護・保全の解決策を提示したいのに、ちゃんと集中して見てもらえないっていうジレンマがあって。

完璧に見えるものをさらに向上させるために常に考え続けているその姿勢には、敬服せざるを得ない。

こんな風に妥協を許さないのは「動物園が提供しうるもの」について、本田さんがより長い射程で考えているからだ。

 

飼育下で繁殖したものを野生に戻すのは夢物語に近いという現実に目覚めた時、動物園という施設の存在意義は、何よりも都市生活者にとっての野生動物の世界、自然界への“窓”を提供することにあるのではないでしょうか。そんな議論は前からあったのですが、2005年あたりから、当時のWCS(引用者注:ブロンクス動物園を含む4つの動物園・水族館を運営する上部組織)の会長が“保全への門口(gateway to conservation)”という言い方を始めました。つまり、“窓”を超えて“門口”なんです。僕たちが見据えているものは。

 

さらに僕は、自然体験への門口だと思っています。動物の飼育を否定したり、動物に人間と同様の基本的権利を与えようとする人たちは、自然のプロセスというものを知らない完全な都市生活者で、自然というものを実態から離れたファンタジーとして見ていると思います。“自然欠乏症候群”というやつです。だったら、動物園や水族館は、都市生活者が感覚的・身体的に自然に触れることができる体験を提供しなければならないんじゃないでしょうか。

そのように考えて、草の根にとどまらず、ディズニーランドのアトラクションをひとつ作るような勢いで実際に手を動かしている(繰り返すが、本田さんはブロンクス動物園の展示を担う責任者だ)人がいるということには、感嘆するしかない。同時に、本田さんの描く未来が現実になったときのことを考えて、ワクワクしてしまう。

動物園の好きな人なら、きっと、同じ思いを感じてくれるのではないか、と思う。

これだけでも、十二分に読む価値のある内容だけれど、本書にはまだ先がある。

本書は主にブロンクス動物園について語られた本だけれども、最終章では、日本の動物園のこれからについても触れられている。アメリカとは大きく状況の異なる日本の動物園が持つ強みは何なのか、その強みを活かして、これからどのように発展していけるのかが語られているのだ。学生時代に東京動物園ボランティアーズでの活動に明け暮れ、日米どちらの視点からも眺めることができる本田さん、そして長い間、日米双方の動物園を取材し続けてきた川端さんの語るそれらの内容には説得力がある。

多くが自治体経営であるため組織としての力が弱く、一部の「スーパー飼育員」の献身に頼るしかない日本の動物園にできることとして、本田さんはこう語る。

誰かが壁を破ってこんなことができるんだと示してやれあ、まずは熱心な市民が気づきますし、自治体に要望を出していくこともできます。だから、そういう意味で、やっぱり希望は、現場の若い人たちです。若者たちが新しい知見をどんどん取り入れるのを上の世代や管理職がサポートできる体制を作るべきです。さらにそれを、ソーシャルネットワークなどでつながっている、あるいはリアルな人間関係でつながっている外の人たちがサポートしていければよいです。そういうことを通じて、社会的認知度が上がって浸透していくんじゃないでしょうか。いや、極端に言うとそれしかないのかなって。役所を変えるために一番簡単なのは市民の意見を変えることですから。若手職員とそれをとりまく動物園ファンが一緒になって世論を引っ張っていくみたいな感じですかね。

本田さんの言葉を受け、川端さんもこう付け加えている。

動物園は定期的に「再整備」を繰り返さなければならない施設だ。その際に、基本計画の策定の前から市民ミーティングを開いて意見を取り入れるケースが増えている。

これがあくまで形式的なものにとどまるか、実効のあるものになるかは、自治体の職員の心づもりだけでなく、地元の市民がどれだけ動物園について現代的な問題意識をもって参加するかと言うこともかかわっている。(中略)つまり、本書を手にとるような、意欲ある動物園職員や、動物園に関心のある市民が、一緒に育たなければならないということだ。

これは、これから動物園で働きたいと考える若い人たち、そして、何より動物園をとりまく私たちを勇気付けてくれる言葉ではないだろうか。直接、動物に関わるわけではなくても、動物と動物園のためにできることが、私たちにもきっとあるのだと思わせてくれる。

本書の「キモ」はここにある。

「動物園にできること」を考え続けている本田さんの思いを通じて、読者は「じゃあ、私たちにできることはなんだろう?」と考えられるようになる。本書は、まさしく「門口」となるべく書かれたものなのだと思う。

「私たちにできること」を見つけるためのヒントは、本書の中にあふれている。私がそうであったように、読めばきっと、たくさんの発見があるはずだ。

動物園が好きな人、何かできることがないかと考えている人に、ぜひオススメしたい1冊である。

 

動物園から未来を変える―ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン

動物園から未来を変える―ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン

 

 

動物園・水族館のYouTubeチャンネル

インターネット回線の高速化、撮影機材の進歩によって、動画配信のハードルはどんどん低くなっています。それに伴い、動物園や水族館でも、動物たちの様子を動画配信する施設が増えてきました。配信される動画の中にはバックヤードの様子を映したものや就寝中の動物の姿を捉えたものなど、実際に施設に出かけても見ることのできないようなものもあり、楽しませてくれます。

そこでここでは、日本動物園水族館協会加盟施設を中心に、YouTubeに開設されている動物園・水族館の公式チャンネルをまとめていきたいと思います。なお、明らかに「ウェブサイトに埋め込むための動画置き場」となっているものは除外しておりますのでご了承ください。

動物園編

旭山動物園

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おびひろ動物園

www.youtube.com

釧路市動物園

www.youtube.com

八木山動物園

www.youtube.com

那須どうぶつ王国

www.youtube.com

埼玉県こども動物自然公園

www.youtube.com

東武動物公園

www.youtube.com

智光山公園こども動物園

www.youtube.com

東京ズーネット

東京動物園協会による上野動物園多摩動物公園葛西臨海水族園井の頭自然文化園のチャンネルです。

www.youtube.com

金沢動物園

www.youtube.com

よこはま動物園ズーラシア

www.youtube.com

野毛山動物園

www.youtube.com

茶臼山動物園

www.youtube.com

富士サファリパーク

www.youtube.com

 

伊豆シャボテン公園

www.youtube.com

日本平動物園

www.youtube.com

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)

www.youtube.com

東山動植物園

www.youtube.com

日本モンキーセンター

www.youtube.com

アドベンチャーワールド

www.youtube.com

みさき公園

www.youtube.com

天王寺動物園

www.youtube.com

www.youtube.com

神戸どうぶつ王国

www.youtube.com

姫路セントラルパーク

www.youtube.com

淡路ファームパーク イングランドの丘

www.youtube.com

福山市立動物園

www.youtube.com

周南市徳山動物園

www.youtube.com

秋吉台自然動物公園サファリランド

www.youtube.com

ときわ動物園

www.youtube.com

とべ動物園

www.youtube.com

到津の森公園

www.youtube.com

海の中道海浜公園

www.youtube.com

九十九島動植物園 森きらら

www.youtube.com

大牟田市動物園

www.youtube.com

長崎バイオパーク

www.youtube.com

アフリカンサファリ

www.youtube.com

沖縄こどもの国

www.youtube.com

水族館編

浅虫水族館

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仙台うみの杜水族館

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アクアマリンいなわしろカワセミ水族館

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鴨川シーワールド

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しながわ水族館

www.youtube.com

マクセルアクアパーク品川

www.youtube.com

サンシャイン水族館

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すみだ水族館

www.youtube.com

横浜・八景島シーパラダイス

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新江ノ島水族館

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魚津水族館

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下田海中水族館

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南知多ビーチランド

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名古屋港水族館

www.youtube.com

琵琶湖博物館

www.youtube.com

京都水族館

www.youtube.com

大阪・海遊館

www.youtube.com

鳥羽水族館

www.youtube.com

伊勢シーパラダイス

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ニフレル

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 城崎マリンワールド

www.youtube.com

宮島水族館

www.youtube.com

マリンワールド海の中道

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大分マリーンパレス水族館うみたまご

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長崎ペンギン水族館

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海洋博公園・沖縄美ら海水族館

www.youtube.com