環境エンリッチメントのこと。
動物園には、4つの役割があるとされています。来園者のよりよい暮らしに資するための「レクリエーション」、希少な野生動物を飼育下で保全するための「種の保存」、飼育下でなければ解明できないような動物たちの生態生理を明らかにするための「研究」、動物たちを通して来園者に自然界のことについて知ってもらい、環境保全に対する意識を高めてもらうための「教育」の4つです。生身の、本物の動物がいるというほかにはない強みを生かし、これらの役割を遂行していくことが、動物園に課せられた使命ともなっています。
しかし、崇高な目的があったとしても、そのために飼育される動物たちが不幸であっては本末転倒です。巡り巡って動物たちのためになることを目指して飼育するならもちろん、仮にそうでないとするならなおさら、飼育される動物たちには、できるだけ幸福でいてもらわなければなりません。
そのために行われる取り組みが、「環境エンリッチメント」です。
動物園で飼育される野生動物は、自然界に比べれば著しく狭く、刺激の少ない環境に置かれることになります。そのため、生理的欲求を十分に充足できなかったり、暇を持て余してしまったりして、ストレスを溜めてしまいがちです。トラやクマの仲間が展示の中を右へ左へ延々と行ったり来たりしている様子を見たことはないでしょうか。あれは常同行動とよばれる、ストレスをなんとか緩和しようという行動で、言い換えれば動物がストレスを感じている証拠となる行動です。こういった行動をなるべくしないですみ、代わりに、その動物が野生下で行う正常な行動を行えたり、退屈しないような刺激が常に得られるような環境を用意すること。それが環境エンリッチメントの目標となります。
詳しい定義や具体的な取り組みについては、以下のサイトをご覧いただくとよいでしょう。
また、市民ZOOネットワーク主催の「環境エンリッチメント大賞」を受賞した動物園を取材した以下の書籍も、参考になります。
これらのサイトや書籍に目を通すと、環境エンリッチメントというのは要するになんでもありなんだな、ということがわかります。「飼育動物の生活を少しでも豊かにする」という目的に資するならば手段は問わない、そんな幅の広さが環境エンリッチメントの本質といえるかもしれません。
重要なのは、環境エンリッチメントは「生態展示」や「行動展示」といった展示手法のひとつではない、ということです。主眼は「動物をいかに“見せるか”」ではなく、あくまで「いかに“遇するか”」に置かれています。 もちろん、「生態展示」として本来の生息地に近い環境を整えることや「行動展示」として野生下での行動を行いやすい環境を整えることが環境エンリッチメントとして機能することもありますが、逆にバッティングすることはしばしばあります。たとえば、いくら生息地を模したといってもあくまで箱庭であり、広さや複雑さ(たとえば捕食者の存在など)を完コピはできない展示のなかで動物の退屈を紛らわせるためには、ボールのような人工的なおもちゃを入れてあげたほうがよいこともあります。しかし、人工的なおもちゃの存在は、生態展示が提供する「ほんものの自然の中にいるかのような動物の姿を見る」という体験を毀損する方向にはたらくでしょう(西表島の原生林にサッカーボールが落ちていたら、「ゴミ捨てんなよ」ってみんな思いますよね)。だからといって、遊び道具としてボールの代わりにネズミを放つというのも、管理上さまざまな問題を招きかねません。
このようなとき、展示効果は損なってしまうけれども、動物の心身の健康を優先するという判断を動物園側(あるいは個々の飼育員)が下すことはしばしばあります。なにより動物を健康に飼育することが前提で、「どう見せるか」はその後の話だからです。完全なランドスケープ・イマージョンを追求してきたニューヨーク・ブロンクス動物園でも、新しいトラ展示「タイガー・マウンテン」では、完全な生態展示エリアとは別に、人工物を含むエンリッチメント重視の展示エリアを設けていたりします。ブロンクスのように予算のない日本の動物園では、「ともあれエンリッチメントを」という方針になることもあるでしょう。たとえば、那須どうぶつ王国で生まれたマヌルネコの子どもの展示内に飼い猫用のおもちゃが入れられていることについて、「ペットじゃないんだから」と苦言を呈する人もいるようですが、イエネコであろうとその他のネコ科動物であろうと、多様な刺激を用意して退屈しないようにするという飼育の基本に違いはありません。環境エンリッチメントとして、子マヌルたちの心身の健康維持として必要かつ有効だから、あのようにおもちゃが入れられているわけで、決してペット扱いしているわけではないのです(イエネコでも、ネコ同士のコミュニケーションを学び互いに遊び相手になって退屈しないように子猫は2匹以上セットで飼い始めることが行動学的に推奨されていますが、だからといっておもちゃがいらなくは全然ならない、というのは育てたことのある人ならわかるはず)。
動物のために取り入れられた道具などが「世界観を乱している」と感じられることもあるいはあるかもしれません。ですが、そういうときは、「動物ファースト」の心であたたかく見ていただけば、と思います。
動物園はヴァーチャルにはできないと思う。
動物園はヴァーチャルで代替するべきではないか、という記事を読んだ。
動物園での体験は必ずしも生態系に対する知識の増加には寄与しておらず、教育効果としては本や映像資料のほうが高い。ならば本物の動物を展示するのではなく、ヴァーチャルを駆使した教材を提供するほうがよいのではないかという主旨の記事だ。
動物園で動物を見ることが知識の増加に繋がりにくいというのは確かだと思う。動物について勉強したいなら、動物園に行くよりも博物館に行ったり図鑑を読んだりしたほうが効率がいいのは間違いない。
けれど、だから動物園は要らないとは私は思わない。
動物園が提供しているものの核は、教科書的な知識にあるわけではないからだ。
世界が変わるような体験というものがある。これまで自分が「世界だ」と認識していたものの外縁が、「ぐんっ!」と押し広げられるような、自分を取り囲んでいた壁が吹き飛ばされるような、そんな体験だ。富士山の山頂で、闇を払い雲海を裂きながら登る太陽を見たとき。乗っている船のすぐ近くで、巨大なザトウクジラが空へ躍り上ったとき。世界とはこんなにも広かったのかということを、自分がこれまで「世界」だと思っていたものは、ほんとうの世界のほんの一部にしか過ぎなかったんだということを思い知らされる。
動物園が提供しているのは、そのような体験だ。日常生活では目にすることのない世界中のさまざまな動物の姿を見せることで、「世界」の壁を吹き飛ばす。それこそが、動物園が存在することの意味なのだ。 時間が許すなら、動物園ではじめてゾウを見る子どもたちの表情を、反応を、よく見てみるといい。陸上最大の動物を前にして、これまでの「常識」が組み替えられていく様が、そこには表れているはずだ。
この役割は、ヴァーチャルでは担うことができない。そこにあるのが「作り物である」とわかってしまった時点で、どれほどよくできたヴァーチャル・リアリティも、その説得力を失ってしまうからだ。どれほど精巧な動物を作ったとしても、本物にしか思えないような完成度で、手触りも、匂いまで再現されていたとしても、それが作り物である以上、「この感覚は本当に本物の動物のものと同じなのか」と疑う余地が残ってしまう。「クマの匂いのするトラ」だって、ヴァーチャルでは作れてしまうはずだからだ。ヴァーチャルである以上、自分の見ているものが本物の再現だと、100%信じることはできない。「こんな動物がいるはずがない、これは架空の動物だ」と、既存の思い込みの方を信じることだってできてしまう。
作り物だとバレないようにすればいい、と考える人もいるかもしれない。しかし、ヴァーチャル・リアリティの提供者側が「これは本物なんですよ」と来園者に嘘をつくことは倫理的に許されないと思う。言われなければ本物だと勘違いするかもしれないものであっても、本物ではなくヴァーチャル・リアリティを見せるなら、提供者側は、「これは作り物だ」とカミングアウトしなければならないだろう。本物だと偽って作り物を見せるなら、詐欺と選ぶところがないからだ。ヴァーチャル・リアリティは、あらかじめ作り物だとわかったうえで見るものなのだ。
それゆえに、ヴァーチャル・リアリティは構造的に「本物」の代わりにはなり得ない。作り物ではなく、ほんとうにたとえばゾウという動物が存在しているのだと、知識ではなく体感として疑いようなく知らしめるためには、本物のゾウを見せるほかにないのだ。
この、「ゾウはほんとうにいる。命を持って、生きている」という体感は、遠く離れた地に住むゾウの保全に関心を持ってもらうために、知識以上に重要になるものだ。知識をどれだけ積み重ねても、この体感がなければ、ときにライフスタイルの大幅な変更を要求することもある「環境保全」に、見返りなく取り組むことは難しい。知識がなくていいわけではないけれど、この体感があれば、ゾウについての知識を得ようという意欲は自ずと湧いてくる。
だから私は、どれほどヴァーチャル技術が発展しようとも、動物園の代替にはならないと考えている。「本物」の動物を見せる場所は、どうしたって必要なのだ。
もちろん、持続可能性や動物の福祉を十分に保証できないならば、無理にその動物を飼育しないという選択もあり得るだろう。また、知識を補完する目的で、ヴァーチャル技術を取り入れていくこと自体は面白い試みだと思う。しかし、動物園それ自体は、本物を見せる施設として、存続していくべきだ。
必要なのは、「どうすれば本物の動物を見せ続けていくことができるか」を考えることだと思う。
けものフレンズの物量の話
このブログでは、けものフレンズの各作品に登場するフレンズの原作動物を展示している動物園・水族館をまとめる記事を作成したことがある。
aoihyuuga-penguin.hatenablog.com
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掲載している写真はいずれも私が自分で撮影したもので、写真を揃えるためにあちこちの動物園・水族館に足を運んでいた。
その作業のなかで印象的だったのは、上野動物園や東山動植物園のような大きな施設であっても、単独で登場動物をコンプリートできる施設は存在しなかった、ということである。「けものフレンズ」に登場する動物の物量は、各施設のコレクションを凌駕していたのである。
この物量が、けものフレンズの手柄のひとつなのだろうな、と私は思う。
もし、けものフレンズに登場するフレンズの多様性が上野動物園のコレクションのなかに収まってしまう程度のものだったら、原作動物を見たいファンは上野動物園に行けばいい、ということになってしまう。ファンが上野動物園にしか行かなかったら、「動物園全体を盛り立てる」目的は達成できない。上野動物園でもカバーしきれないほどいろいろなフレンズが出てくるからこそ、私のようなファンはその原作動物を求めてあちこちの施設へ出かけることになり、結果いろいろな施設の収益に寄与することになるのだ。
また、できあがった記事を見てみれば、結果として、国内のほとんどの動物園・水族館が、リストのどこかに掲載されることとなっている。ほとんどどこの動物園でも、「けものフレンズに登場したあの動物を展示している」ことを理由にファンを呼び込める状態になっている。希少種に限らず普通種までたくさんのフレンズが登場した結果、このような状態になっているわけで、やはり圧倒的な物量が、動物園の後押しにつながっているのである。
今年の6月に開催されたけものフレンズプロジェクトのコンセプトデザイン展「けものフレンズわーるど」では、コンセプトデザインを担当する吉崎観音氏からアニメ『けものフレンズ2』の製作陣へ、「モデルを使いまわしても構わないので、できるだけたくさんのフレンズを登場させてほしい」という要望があったことが明かされている。
一見「質より量」ともとれるようなこの指示について、「グッズの種類を増やして金儲けしたいからでは」などと邪推する向きもあったようである。けれど、上記のようなことを考えれば、そして、「動物園に、動物に関心を持ってもらう」というプロジェクトの目的からすれば、実にまっとうな要求だろうと私は思った。だって、フレンズの数が増えれば増えるほど、その原作動物を見るために「行かなきゃ行けない」動物園の数は増えていくだろうし、「うちにもけものフレンズに出た動物がいますよ」と言える動物園の数も増えていくだろうからだ。けものフレンズにおいて、登場するフレンズの数は多ければ多いほど望ましいのだ。サーバルだけでは、サーバルを展示していない動物園の力にはなれない。カラカルはそもそも数が少ない。群れとしての強さ必要だ。
もうすぐ配信開始予定の新作ゲーム「けものフレンズ3」ではこれまでとは違うフレンズたちにスポットが当たっているし、どうぶつビスケッツ、PPPではないフレンスが重要な役どころについているように見える。この作品でもどんどん人気フレンズ=人気動物を生み出して、動物園を盛り立てていってほしいなぁと思う。
「日本でここだけ」の2つの意味。
私たちが動物園に出かける理由はいくつかあるけれど、そのなかでも大きいもののひとつに、「珍しい動物が見たい」があると思う。普段なかなか見ることのできない珍しい動物を目にすると興奮するし、「見られるよ」と聞けばその動物園に行ってみたくなる。展示内容ではなく展示動物のリストだけを見せられたら、「フンボルトペンギンの見られる動物園」より、「コウテイペンギンの見られる動物園」のほうに、どうしても心は傾いてしまう。
なかでも、「ここでしか見られない」は殺し文句だ。その一言だけで、「よし、見に行ってやろうじゃないか」と思わされる。
だからインターネット上でも、「この動物はこの施設でしか見られません」という文句が、その施設のアピールポイントとして強調されることは多い。施設が自ら喧伝する場合も、ファンが喧伝している場合もある。
でも、注意しなければいけないのは、「日本でここだけ」という言葉には、2通りの意味があるということである。
ひとつは、前向きな意味だ。新しく日本に連れてきたとか、ほかではできなかった飼育下繁殖に成功しているといった理由で、「日本でここだけ」になっている場合である。
たとえば埼玉県こども動物自然公園には、「日本でここだけ」のプーズー(世界最小のシカの仲間)が展示されている。これは、フンボルトペンギンの生態展示施設「ペンギンヒルズ」の建設をきっかけにフンボルトペンギンの生息地であるチリのサンチアゴ・メトロポリタン公園と希少動物の保全に関する国際協定を結んだことで、メトロポリタン公園から日本にやってきた動物だ。保全への取り組みが評価されたことで、これまで日本にはいなかった動物を日本に連れてくることができた。
よこはま動物園ズーラシアで飼育されているセスジキノボリカンガルーも、「日本でここだけ」の動物である。こちらも、ほかに飼育していたいくつかの施設で継続的な飼育に繋がらなかったなかで唯一、海外の施設とも連携しながら継続的な飼育下繁殖に成功し、個体数を増やしている前向きな例だ。
もうひとつは、後ろ向きな意味である。飼育下繁殖がうまくいかず、あるいはその取り組み自体が行われず、寿命などで個体数が減っていき、結果として、特定の施設にしか残らず、「日本でここだけ」になっている場合である。
たとえば上野動物園で展示されているタテガミオオカミは、過去に複数頭が輸入されたものの繁殖に至らないまま病死などが相次ぎ、現在は高齢の1頭を残すのみとなってしまった。この1頭の命が尽きるとき、日本からタテガミオオカミはいなくなる。
よこはま動物園ズーラシアのオセロットも同様である。過去には複数頭が飼育されていたものの現在は高齢の1頭のみとなり、その1頭は腎不全を発症してしまった。そう遠くない将来に、日本でオセロットを見ることはできなくなる(現在、病気治療のため展示をしていないので、実質、日本でオセロットを見ることはもうできない可能性もある。高齢のネコ科動物ということは慢性腎臓病である可能性が高く、そうであれば、進行を遅らせることはできても治すことはできないからだ)。
双方の「日本でここだけ」は、意味合いがまるで異なる。前者の場合は動物園スタッフの努力の成果として誇るべきことであり、来園者としても素直に珍しい動物を楽しむことができる。これは将来的に、「日本でここだけ」から、「近くの動物園でも見られる」に発展していくかもしれない。しかし、後者の場合は、「日本でここだけ」にならなくてすむかもしれなかったものを「日本でここだけ」にしてしまった飼育技術の至らなさの表れ、持続可能性を考慮しない切り花飼育を是としてきた過去のツケがまわってきたものであり、現在のスタッフにしてみれば、努力が及ばなかった悔しさの滲むものである。だから来園者としても、「珍しいんだね」と無邪気に楽しむことは難しい。嫌味にとられてしまいそうな気もするからだ。
「日本でここだけ」と聞くと、つい血湧き肉躍ってしまうけれど、それは、喜んでいいときばかりでもないんだよな、ということを、いつも頭の片隅に置いておかなければいけないな、と思っている。それから、いろいろな動物園、水族館が、前者の意味での「日本にここだけ」を実現できたなら素敵なことだな、と思っている。
直近では、9月13日に、埼玉県こども動物自然公園で、前者の意味での「日本でここだけ」の動物が新しく公開される。見に行かなければならない。
目的別おすすめペンギン動物園・水族館(首都圏版)
以前、ペンギンの種別におすすめの動物園・水族館を紹介しました。
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今回は、少し趣向を変えて、ペンギンを見る目的別に、私がおすすめしたい動物園・水族館を紹介したいと思います。
たくさんの種のペンギンを見たい
日本の動物園・水族館で飼育されているペンギンは全部12種。しかし、残念なことに、この12種を一度に見ることができる動物園・水族館はありません。それでも、できるだけたくさんの種を一度に見たいと思う方もいらっしゃるでしょう。そんな方におすすめなのが、この水族館です。
横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)
長崎ペンギン水族館の9種、アドベンチャーワールドの8種には及びませんが、アクアミュージアムとふれあいラグーンを併せて全6種と、首都圏では最多種数のペンギンを展示しています。うちわけは、オウサマペンギン、アデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ミナミイワトビペンギン、マゼランペンギン(ここまでアクアミュージアム)、ケープペンギン(ふれあいラグーン)。とくにアデリーペンギンは、東日本では八景島でしか見ることができません。
アクアミュージアムのペンギン展示エリアにはペンギンの生態を解説したパネルや、飼育していない種を含めたペンギン全種の分布マップなども展示されており、ペンギンについて学ぶこともできます。
詳細はこちらをご覧ください。
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珍しいペンギンを見たい
「珍しい」の基準はいろいろで、種として希少ということであれば日本全国津々浦々で見ることのできるフンボルトペンギンやケープペンギンがいちばんということになるかもしれませんが、ここでは日本ではなかなかお目にかかれないという意味で「珍しい」ペンギンの見られる施設を紹介したいと思います。
葛西臨海水族園(東京都江戸川区)
葛西臨海水族園では、オウサマペンギン、ミナミイワトビペンギン、フンボルトペンギン、コガタペンギンの4種のペンギンが展示されています。このうちコガタペンギンは、赤ちゃんペンギンと間違われてしまうほど小さい、世界最小という特徴的なペンギンです。国内では仙台うみの杜水族館、アドベンチャーワールド、長崎ペンギン水族館と葛西臨海水族園でしか飼育されておらず、首都圏ではここでしかみることができません。葛西臨海水族園ではコンスタントに繁殖しており、幼鳥の姿を頻繁に見ることもできます。
詳細はこちらをご覧ください。
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横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)
前述のとおり、横浜・八景島シーパラダイスは、アデリーペンギンを展示している東日本唯一の水族館となっています。
箱根園水族館(神奈川県足柄下郡)
箱根園水族館では、オウサマペンギン、ジェンツーペンギン、ミナミイワトビペンギン、マカロニペンギンの4種を展示しています。このうちマカロニペンギンは、国内の飼育下個体群の高齢化が進んでおり、飼育下繁殖の取り組みが行われていますがうまくいっておらず、近い将来、日本では見られなくなってしまう可能性の高いペンギンです。仙台海の杜水族館、市立しものせき水族館海響館、長崎ペンギン水族館と箱根園水族館でしか展示されておらず、首都圏ではここでしか見ることができません。
非日常感を味わいたい
動物園の展示手法のひとつに、「ランドスケープイマージョン」というものがあります。徹底的に動物の生息地の環境を再現した展示を、来園者の通る通路とシームレスに(感じられるように)造り、まるで実際に動物の生息地を訪れたかのような体験を提供する展示です。日本の動物園・水族館に完全なランドスケープイマージョンと言える展示はほとんどありませんが、それに近い非日常感を堪能することのできる施設を紹介します。
埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)
近年、ペンギンの生息地を模したウォークスルー型の展示施設が各地に作られていますが、そのはしりとなったのが埼玉県こども動物自然公園にあるフンボルトペンギン生態園「ペンギンヒルズ」です。南米チリにあるチロエ島、通称「緑のペンギン島」の環境を本物の植栽で再現したペンギンヒルズでは、野原や林の中でのびのびと暮らす自然なペンギンたちの姿を見ることができます。来園者はその施設の中に入り、まるでチロエ島を訪れたかのような感覚を味わうことができるようになっています。
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よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)
よこはま動物園ズーラシアは、動物の生息地にできるだけ近づけ、自然下に近い動物の姿を見せる「生態展示」をテーマにした動物園で、前述の「ランドスケープイマージョン」の手法が部分的に取り入れられています。フンボルトペンギンの展示施設がそのひとつで、観覧エリアからは展示の外の世界が(空を除いて)擬岩や樹木で巧妙に隠され、送電線なども見えず、森の中のロッジの窓越しに野生のフンボルトペンギンを観察しているような錯覚を覚える展示となっています。
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間近でペンギンが見たい
ペンギンの展示は、アクリルガラスで隔てられていたり、間にプールがあったりして、少しペンギンとの距離を感じてしまうようなことも少なくありません。もっと近くでペンギンを堪能したい、という方へおすすめの施設を紹介します。
埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東村山市)
前述のとおり、埼玉県こども動物自然公園の「ペンギンヒルズ」は、来園者が中に入ることのできる(バードハウスのような)ウォークスルー型の展示です。そのため、来園者は何にも隔てられず、間近でペンギンを観察することが可能となっています。人間のほうから追いかけたり、触ったりすることは禁止ですが、向こうから近づいてきてくれれば、ほとんどゼロ距離でペンギンを見ることができます。
京急油壺マリンパーク(神奈川県三崎市)
京急油壺マリンパークでは、よく見かけるミナミイワトビペンギンに比べて比較的珍しいキタイワトビペンギンを飼育しています(冠羽の長さがずっと長く立派なのでひとめで違いがわかります)。飼育下でキタイワトビペンギンの累代飼育(3世代目の誕生)を成功させている唯一の水族館です。ここでは有料・予約制となりますがペンギンのふれあい体験を実施しており、ペンギンの羽毛の感触を直に触って確かめることができます。
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ペンギンの泳ぎを堪能したい
ペンギンといえば飛べない代わりに海の中をとてもたくみに泳ぐ鳥。その姿は「海を飛んでいる」と表現しても差し支えありません。そんなペンギンの真骨頂である「泳ぎ」を堪能できる水族館を紹介します。
サンシャイン水族館(東京都豊島区)
言うまでもなく、「天空のペンギン」で有名な水族館です。来園者の頭上を覆うような水槽越しに池袋の街並みが見え、まるでビルの谷間をペンギンが飛んでいるかのような光景を楽しむことができます。
「ペンギンは海の中を飛んでいる」というのは日本のペンギン学の祖、青柳昌宏先生が残した言葉ですが、その真髄を堪能できる展示といえるでしょう。
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葛西臨海水族園(東京都江戸川区)
さきほども紹介した葛西臨海水族園は、毎日の餌の時間に、100羽を超えるフンボルトペンギンたちがダイナミックな「ペンギン・トルネード」を作ることで有名です。飼育員さんがプールの中に投げ込む餌を追いかけて、ペンギンたちがぐるぐると渦を巻くように泳ぎ、実際にプールの中に水の渦ができるほどの流れを作り出します。その様子は壮観で、ペンギンの野生動物としてのたくましさ、力強さを感じさせてくれます。半地下の通路から水中の様子を、地上からは水面の様子を、両方観察することが可能です。
以上、さまざまな目的別で、おすすめの動物園・水族館を紹介させていただきました。
お盆休みは終わってしまいましたが、もうすぐ秋の行楽シーズンがやってきます。その際のお役に立てれば幸いです。
スナネコを見てきました。
2019年5月、「インナー・シティ・ズー ノア」(以下ノア)という名前のペットショップが、スナネコを輸入したと発表しました。
スナネコはアラビア半島から北アフリカの中東地域の砂漠地帯に生息する小型のネコ科動物です。イエネコよりもひとまわり小さいサイズと可愛らしい顔つきから「砂漠の天使」との異名を持ちます。海外には飼育展示している動物園がいくつかありますが、日本ではペットとしてはもちろん、動物園でも飼育されておらず、国内でお目にかかることはできない動物でした。そんなスナネコが日本にやってきたというのですから驚きです。
輸入されたスナネコたちは3ヶ月の馴致期間を経て、2019年8月22日よりノア店内で公開されることとなりました。5月以降このスナネコたちに関心を寄せていた私は、さっそくノアへお邪魔することとしました。
インナー・シティ・ズー ノアとは
本題に入る前に、まず、ノアがどんなところかを説明しておきたいと思います。ペットショップと言ったものの、ノアは一般的に想像されるペットショップとは少し違います。取り扱う動物はイヌやネコ、ウサギやモルモットといった一般的な伴侶動物にとどまらず、サーバルやカピバラ、シロフクロウ、アルダブラゾウガメなど、非常に多岐にわたります。公式サイトでは国内繁殖・輸入が可能な動物はすべて揃うと謳われており、おびただしい数、種類の動物が、店内に所狭しと陳列されています。
動物の陳列エリアは有料となっており、観覧料を払って「見る」こと自体がサービスのひとつとなっています。また、動物とのふれあい体験や餌やり体験なども実施しており、「動物園」的な要素を強調した施設となっています。
経営母体である株式会社ケントッシュは動物プロダクション部門も持っており、飼育されている動物たちは、日本テレビの「天才!志村どうぶつ園」などのテレビ番組や、「Oh!祭りだよ!けものフレンズがーでん」などのイベントにも出演することがあります。ただ動物を小売するペットショップなのではなくて、輸入から様々な利用まで、複数の業態が複合した動物取扱施設というわけです。そのため独自の輸入ルートなども持ち合わせており、スナネコの輸入も可能になったのでしょう。
スナネコの輸入について
とはいえ、スナネコは日本では動物園でも飼育されていない動物です。輸入なんてできるの、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、輸入自体は不可能ではありません。
野生動植物の取引はCITES(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引における条約、いわゆるワシントン条約)とよばれる条約で規制されています。スナネコは、このCITESの付属書2類に記載(種単位ではなく、ネコ科動物がまとめて2類とされている)されている動物です。2類に記載されている動物は、輸出国の許可があれば輸出入が可能です(輸入国の許認可は不要で、輸出国の書類に不備がないかどうかのチェックのみとなります)。また、スナネコは家畜伝染病予防法、狂犬病予防法、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく輸入規制、動物検疫の対象にはなっていません。したがって、CITESに基づく輸出国の許可があれば日本に連れてくることが可能ということになります。
もちろん、ペット用の繁殖個体が流通しているわけではないので手間がかかります。ノアのブログでも20年かかったとされていますし、その由来も野生個体であるようです。推定個体数密度は発見されているすべての場所で低く、本来的に希少な動物と考えられています*1。そのため、捕獲してよい頭数も限られているはずですから、簡単に輸入できる動物ではない、安易に飼える動物ではない、というのは確かでしょう。
ノアのスナネコの様子
では、最後にノア店内でのスナネコの様子を紹介したいと思います。
飼育ケージは下の写真のとおりです。
このなかに、雌雄2頭のスナネコが収容されています。スナネコのサイズからすれば、スペース的には狭すぎるものではなさそうです。右手奥には隠れられるスペースがあり、環境は配慮されています。
写真では若干警戒している様子がみられますが、3ヶ月の馴致期間を経て毛艶など健康状態も悪くはなさそうです。国内初の飼育例ということで、とくに注意が払われていることが伺われます。観察していると、雄はほとんど奥の巣穴から出てきませんでしたが、雌はケージのなかをよく歩き回っていました。ねこじゃらしにじゃれつく様子も見られ、緊張はあるものの環境に馴染みつつあるものと思われます。ただ、人に向かって威嚇することもあり、野生動物なのだな、と感じられました。
この個体たちはまだ推定年齢1歳半の子どもですが、将来的には繁殖まで計画しているとのことでした。ほかでは見ることもできず、貴重な動物ですから、どうにか、健康に長生きさせ、繁殖にもこぎつけてくれれば、と思います。
*1:ルーク・ハンター著『野生ネコの教科書』
「けものフレンズ3」に登場する動物が見られる動物園・水族館
「けものフレンズ3」に出てくる動物に出会える動物園・水族館をまとめました。日本動物園水族館協会(JAZA)加盟の園館で見ることができる施設を挙げていますが、カッコ内にはJAZA非加盟、あるいは登録はないけれども私の知っている範囲で見られる施設も含めています。
※ここではメインストーリー、およびイベントストーリーに登場した動物を紹介しています。
メインストーリー
ドールCuon alpinus
ミーアキャットSuricata suricatta
札幌市円山動物園、大森山動物園、盛岡市動物公園、那須どうぶつ王国、宇都宮動物園、群馬サファリパーク、埼玉県こども動物自然公園、東武動物公園、智光山公園動物園、上野動物園、井の頭自然文化園、羽村市動物公園、千葉市動物公園、市川市動植物園、夢見ケ崎動物公園、よこはま動物園ズーラシア、飯田市立動物園、富士サファリパーク、伊豆アニマルキングダム、伊豆シャボテン動物公園、静岡市日本平動物園、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、岡崎市東公園動物園、富山市ファミリーパーク、いしかわ動物園、京都市動物園、和歌山公園動物園、アドベンチャーワールド、みさき公園、神戸どうぶつ王国、姫路セントラルパーク、池田動物園、安佐動物公園、福山市立動物園、周南市徳山動物園、秋吉台自然動物公園サファリランド、ときわ動物園、とくしま動物園、高知県立のいち動物公園、到津の森公園、九十九島動植物園森きらら、長崎バイオパーク、アフリカンサファリ、宮崎市フェニックス自然動物園、鹿児島市平川動物公園
アライグマProcyon lotor
札幌市円山動物園、旭山動物園、おびひろ動物園、弥生いこいの広場、秋田市大森山動物園、盛岡市動物公園、那須サファリパーク、仙台市八木山動物公園、宇都宮動物園、日立市かみね動物園、東武動物公園、井の頭自然文化園、市原ぞうの国、夢見ケ崎動物公園、高岡古城公園動物園、須坂市動物園、茶臼山動物園、飯田市立動物園、伊豆アニマルキングダム、東山動植物園、みさき公園、天王寺動物園、池田市立五月山動物園、池田動物園、周南市徳山動物園、到津の森公園、九十九島動植物園森きらら、長崎バイオパーク、宮崎市フェニックス自然動物園、鹿児島市平川動物公園、沖縄こどもの国
フェネックVulpes zerda
盛岡市動物公園、埼玉県こども動物自然公園、井の頭自然文化園、市川市動植物園、伊豆シャボテン動物公園、静岡市日本平動物園、豊橋総合動植物公園、東山動植物園、京都市動物園、神戸どうぶつ王国、九十九島動植物園森きらら、長崎バイオパーク、アクアマリンふくしま
サーバルLeptailurus serval
亜種記載なし
札幌市円山動物園、多摩動物公園、羽村市動物公園、豊橋総合動植物公園、東山動植物園、アドベンチャーワールド、神戸どうぶつ王国、愛知県立とべ動物園、わんぱーくこうちアニマルランド、福山市立動物園
ミナミコアリクイTamandua tetradactyla
亜種記載なし
那須どうぶつ王国、埼玉県こども動物自然公園、上野動物園、野毛山動物園、伊豆アニマルキングダム、伊豆シャボテン動物公園、東山動植物園、神戸どうぶつ王国、姫路動物園、高知県立のいち動物公園、ときわ動物園、サンシャイン水族館
ハクトウワシHaliaeetus leucocephalus
釧路市動物園、那須どうぶつ王国、静岡市立日本平動物園、浜松市動物園、東山動植物園、アドベンチャーワールド、神戸どうぶつ王国
マレーバクTapirus indicus
群馬サファリパーク、東武動物公園、多摩動物公園、千葉市動物公園、よこはま動物園ズーラシア、静岡市日本平動物園、東山動植物園、アドベンチャーワールド、愛媛県立とべ動物園、安佐動物公園、福岡市動物園、長崎バイオパーク
ブラックジャガー(ジャガーPanthera oncaの色彩変異)
静岡市立日本平動物園、京都市動物園、神戸市立王子動物園、鹿児島市平川動物園
ブラックバックAntilope cervicapra
岩手サファリパーク、那須サファリパーク、東武動物公園、富士サファリパーク、伊豆アニマルキングダム、アドベンチャーワールド、姫路セントラルパーク、安佐動物公園、秋吉台自然動物公園サファリランド、アフリカンサファリ
タスマニアデビル/オーストラリアデビルSarcophilus harrisii
※タスマニアデビルは14世紀ごろまで、オーストラリア本土にも生息していたことがわかっています。「オーストラリアデビル」はその個体群を指すものと思われます。
アフリカゾウLoxodonta africana
秋田市大森山動物園、盛岡市動物公園、仙台市八木山動物公園、東武動物公園、多摩動物公園、市原ぞうの国、富士サファリパーク、伊豆アニマルキングダム、東山動植物園、アドベンチャーワールド、姫路セントラルパーク、愛媛県立とべ動物園、安佐動物公園、秋吉台自然動物公園サファリランド、熊本市動植物園
オオフラミンゴ(ヨーロッパフラミンゴ)Phoenicopterus roseus
旭山動物園、おびひろ動物園、秋田市大森山動物園、盛岡市動物公園、仙台市八木山動物公園、那須どうぶつ王国、那須サファリパーク、桐生が岡動物園、群馬サファリパーク、大崎公園子供動物園、東武動物公園、智光山公園動物園、多摩動物公園、大島公園動物園、市原ぞうの国、飯田市立動物園、伊豆アニマルキングダム、伊豆シャボテン動物公園、岡崎市東公園動物園、高岡古城公園動物園、京都市動物園、和歌山公園動物園、神戸市立王子動物園、神戸どうぶつ王国、鳥羽水族館、安佐動物公園、とくしま動物園、愛媛県立とべ動物園、海の中道海浜公園動物の森、長崎バイオパーク、ネオパークオキナワ
ダチョウStruthio camelus
野生種(亜種記載なし)
釧路市動物園、盛岡市動物公園、仙台市八木山動物公園、群馬サファリパーク、東武動物公園、多摩動物公園、伊豆アニマルキングダム、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、東山動物園、豊田市鞍ケ池公園、アドベンチャーワールド、天王寺動物園、神戸市立王子動物園、姫路市立動物園、安佐動物公園、福山市立動物園、周南市徳山動物園、福岡市動物園、久留米鳥類センター、長崎バイオパーク、熊本市動植物園、宮崎市フェニックス自然動物園、沖縄こどもの国
家畜種
札幌市円山動物園、旭山動物園、岩手サファリパーク、那須サファリパーク、羽村市動物公園、千葉市動物公園、野毛山動物園、静岡市立日本平動物園、姫路セントラルパーク、池田動物園、愛媛県立とべ動物園、秋吉台自然公園サファリランド、鹿児島市平川動物公園、ネオパークオキナワ
オグロヌーConnochaetes taurinus
亜種記載なし
オジロヌーConnochaetes gnou
JAZA登録なし
チャップマンシマウマ Equus quagga antiquorum(サバンナシマウマ Equus quaggaの亜種)
おびひろ動物園、岩手サファリパーク、那須サファリパーク、群馬サファリパーク、東山動植物園、アドベンチャーワールド、みさき公園、神戸市立王子動物園、とくしま動物園、愛媛県立とべ動物園、到津の森公園、九十九島動植物園森きらら、鹿児島市平川動物公園
シロナガスクジラBalaenoptera musculus
JAZA登録なし
マイルカDelphinus delphis
JAZA登録なし
カリフォルニアラッコEnhydra lutris nereis(ラッコEnhydra lutrisの亜種)
JAZA登録なし
カリフォルニアアシカ Zalophus californianus
秋田市大森山動物園、上野動物園、千葉市動物公園、いしかわ動物園、茶臼山動物園、浜松市動物園、東山動植物園、アドベンチャーワールド、みさき公園、天王寺動物園、神戸市立王子動物園、愛媛県立とべ動物園、高知県立のいち動物公園、鹿児島市平川動物公園、登別マリンパークニクス、青森県営浅虫水族館、男鹿水族館GAO、加茂水族館、新潟市水族館マリンピア日本海、アクアワールド茨城県大洗水族館、鴨川シーワールド、サンシャイン水族館、しながわ水族館、よみうりランド、横浜・八景島シーパラダイス、伊豆・三津シーパラダイス、マクセルアクアパーク品川、下田海中水族館、のとじま水族館、世界淡水水族館アクア・トトぎふ、南知多ビーチランド、鳥羽水族館、伊勢シーパラダイス、海遊館、神戸市立須磨海浜水族園、城崎マリンワールド、島根県立しまね海洋館アクアス、桂浜水族館、マリンワールド海の中道
アフリカオオコノハズク Ptilopsis leucotis
ワシミミズクBubo bubo
亜種記載なし
札幌市円山動物園、旭山動物園、秋田市大森山動物園、那須どうぶつ王国、仙台市八木山動物公園、多摩動物公園、羽村市動物公園、江戸川区自然動物園、静岡市立日本平動物園、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、みさき公園、福岡市動物園、釧路市動物園、京都市動物園、鳥羽水族館
オオセンザンコウ Smutsia gigantea
JAZA登録なし
オオアルマジロPriodontes maximus
JAZA登録なし
シロサイCeratotherium simum
亜種ミナミシロサイCeratotherium simum simum
伊豆アニマルキングダム、姫路セントラルパーク、鹿児島市平川動物公園
亜種記載なし
盛岡市動物公園、那須サファリパーク、群馬サファリパーク、東武動物公園、富士サファリパーク、静岡市立日本平動物園、豊橋総合動植物公園、アドベンチャーワールド、アフリカンサファリ
クロサイDiceros bicornis
亜種記載なし
亜種ヒガシクロサイDiceros bicornis michaeli
仙台市八木山動物公園、日立市かみね動物園、上野動物園、金沢動物園、よこはま動物園ズーラシア、東山動植物園、天王寺動物園、安佐動物公園、鹿児島市平川動物公園
ハシビロコウBalaeniceps rex
那須どうぶつ王国、上野動物園、千葉市動物公園、伊豆シャボテン動物公園、神戸どうぶつ王国、高知県立のいち動物公園
オオタカAccipiter gentilis
札幌市円山動物園、旭山動物園、おびひろ動物園、仙台市八木山動物公園、宇都宮動物園、那須どうぶつ王国、大崎公園子供動物園、智光山公園こども動物園、夢見ヶ崎動物公園、野毛山動物園、金沢動物園、よこはま動物園ズーラシア、いしかわ動物園、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、京都市動物園、姫路市立動物園、安佐動物公園、久留米鳥類センター
ギンギツネVulpes vulpes(アカギツネの色彩変異)
JAZA登録なし、(蔵王キツネ村)
ヒグマUrsus arctos
亜種ヨーロッパヒグマUrsus arctos arctos
亜種チベットヒグマUrsus arctos pruinosus
亜種エゾヒグマUrsus arctos yesoensis
札幌市円山動物園、旭山動物園、釧路市動物園、日立市かみね動物園、上野動物園、伊豆アニマルキングダム、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、東山動植物園、神戸市立王子動物園、姫路市立動物園、姫路セントラルパーク、池田動物園、熊本市動植物園、鹿児島市平川動物公園、アクアワールド茨城県大洗水族館
キンシコウRhinopithecus roxellana
アイアイDaubentonia madagascariensis
ライオンPanthera leo
亜種記載なし
札幌市円山動物園、旭山動物園、おびひろ動物園、釧路市動物園、秋田市大森山動物園、盛岡市動物公園、岩手サファリパーク(ホワイトライオン)、那須サファリパーク(ホワイトライオン)、宇都宮動物園(ホワイトライオン)、桐生が岡動物園、群馬サファリパーク、日立市かみね動物園、東武動物公園、多摩動物公園、千葉市動物公園、よこはま動物園ズーラシア、遊亀公園動物園、いしかわ動物園、小諸市動物園、茶臼山動物園、富士サファリパーク、伊豆アニマルキングダム(ホワイトライオン)、静岡市立日本平動物園、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、東山動植物園、京都市動物園、アドベンチャーワールド、みさき公園、天王寺動物園、神戸市立王子動物園、姫路市立動物園、姫路セントラルパーク(ホワイトライオン)、池田動物園、とくしま動物園、愛媛県立とべ動物園、わんぱーくこうちアニマルランド、安佐動物公園、福山市立動物園、周南市徳山動物園、秋吉台自然公園サファリランド(ホワイトライオン)、到津の森公園、福岡市動物園、大牟田市動物園、九十九島動植物園森きらら、アフリカンサファリ、熊本市動植物園、宮崎市フェニックス自然動物園、鹿児島市平川動物公園、沖縄こどもの国(ホワイトライオン)
亜種インドライオンPanthera leo persica
ジャイアントペンギンPachydyptes ponderosus
JAZA登録なし
ロイヤルペンギンEudyptes schlegeli
JAZA登録なし
ジェンツーペンギンPygoscelis papua
亜種キタジェンツーペンギンP. p. papua
旭山動物園、豊橋総合動植物公園、高知県立のいち動物公園、おたる水族館、登別マリンパークニクス、横浜・八景島シーパラダイス
亜種ミナミジェンツーペンギンP. p. ellsworthi
那須どうぶつ王国、アドベンチャーワールド、男鹿水族館GAO、南知多ビーチランド、海遊館、島根県立しまね海洋館アクアス
亜種記載なし
福山市立動物園、(仙台うみの杜水族館)、鴨川シーワールド、マクセルアクアパーク品川、(箱根園水族館)、越前松島水族館、名古屋港水族館、(しものせき水族館海響館)、長崎ペンギン水族館
イワトビペンギン(ミナミイワトビペンギンEudyptes chrysocome)
旭山動物園、豊橋総合動植物公園、新潟市水族館マリンピア日本海、鴨川シーワールド、葛西臨海水族園、横浜・八景島シーパラダイス、(箱根園水族館)、越前松島水族館、海遊館、長崎ペンギン水族館、(しものせき水族館海響館)
フンボルトペンギンSpheniscus humboldti
札幌市円山動物園、旭山動物園、釧路市動物園、弘前市弥生いこいの広場、秋田市大森山動物園、仙台市八木山動物公園、那須どうぶつ王国、桐生が岡動物園、日立市かみね動物園、埼玉県こども動物自然公園、東武動物公園、井の頭自然文化園、羽村市動物公園、江戸川区自然動物園、千葉市動物公園、夢見ケ崎動物公園、野毛山動物園、よこはま動物園ズーラシア、富山市ファミリーパーク、高岡古城公園動物園、小諸市動物園、須坂市動物園、茶臼山動物園、飯田市立動物園、静岡市立日本平動物園、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、東山動植物園、京都市動物園、和歌山公園、みさき公園、天王寺動物園、神戸市立王子動物園、とくしま動物園、愛媛県立とべ動物園、高知県立のいち動物公園、安佐動物公園、福山市立動物園、周南市徳山動物園、福岡市動物園、九十九島動植物園森きらら、熊本市動植物園、鹿児島市平川動物公園、おたる水族館、稚内市立ノシャップ寒流水族館、サンピアザ水族館、青森県営浅虫水族館、(仙台うみの杜水族館)、新潟市水族館マリンピア日本海、アクアワールド茨城県大洗水族館、鴨川シーワールド、葛西臨海水族園、(新江ノ島水族館)、伊豆・三津シーパラダイス、下田海中水族館、魚津水族館、のとじま水族館、越前松島水族館、南知多ビーチランド、鳥羽水族館、志摩マリンランド、伊勢シーパラダイス、城崎マリンワールド、島根県立しまね海洋館アクアス、(しものせき水族館海響館)、桂浜水族館、虹の森公園おさかな館、長崎ペンギン水族館
コウテイペンギンAptenodytes forsteri
マーゲイLeopardus wiedii
JAZA登録なし
ツチノコ
JAZA登録なし
スナネコFelis margarita
ヒトコブラクダCamelus dromedarius domestic
盛岡市動物公園、群馬サファリパーク、よこはま動物園ズーラシア 、アドベンチャーワールド、姫路私立動物園、九十九島動植物園森きらら
フタコブラクダ(家畜)Camelus bactrianus domestic
秋田市大森山動物園、仙台市八木山動物公園、那須どうぶつ王国、東武動物公園、大島公園動物園、市原ぞうの国、富士サファリパーク、アドベンチャーワールド、天王寺動物園、神戸どうぶつ王国、姫路セントラルパーク、安佐動物公園、秋吉台自然公園サファリランド、アフリカンサファリ、宮崎市フェニックス自然動物園
オイナリサマ(稲荷の狐)
伏見稲荷大社(総本山)
リカオンLycaon pictus
亜種記載なし
よこはま動物園ズーラシア、富士サファリパーク
イベントストーリー
アメリカビーバーCastor canadensis
札幌市円山動物園、おびひろ動物園、釧路市動物園、秋田市大森山動物園、那須どうぶつ王国、仙台市八木山動物公園、宇都宮動物園、日立市かみね動物園、東武動物公園、羽村市動物公園、市原ぞうの国、千葉市動物公園、甲府市遊亀公園附属動物園、飯田市立動物園、伊豆シャボテン動物公園、浜松市動物園、東山動植物園、和歌山公園動物園、みさき公園、神戸どうぶつ王国、高知県立のいち動物公園、秋吉台自然公園サファリランド、九十九島動植物園森きらら、長崎バイオパーク、新潟市水族館マリンピア日本海、鳥羽水族館、NIFREL
コツメカワウソAonyx cinerea
札幌市円山動物園、秋田市大森山動物園、那須どうぶつ王国、日立市かみね動物園、埼玉県こども動物自然公園、東武動物公園、智光山公園こども動物園、上野動物園、多摩動物公園、市原ぞうの国、千葉市動物公園、市川市動植物園、伊豆シャボテン動物公園、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、東山動植物園、アドベンチャーワールド、みさき公園、神戸どうぶつ王国、神戸市立王子動物園、姫路セントラルパーク、池田動物園、とくしま動物園、愛媛県立とべ動物園、高知県立のいち動物公園、周南市徳山動物園、ときわ動物園、福岡市動物園、長崎バイオパーク、鹿児島市平川動物公園、おたる水族館、サンピアザ水族館、新潟市水族館マリンピア日本海、サンシャイン水族館、横浜・八景島シーパラダイス、伊豆・三津シーパラダイス、マクセルアクアパーク品川、のとじま水族館、越前松島水族館、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ、南知多ビーチランド、鳥羽水族館、伊勢シーパラダイス、海遊館、NIFREL、桂浜水族館、虹の森公園おさかな館、大分マリーンパレス水族館うみたまご
(以降随時更新)